我らのガラス張りの小屋を訪れると、暖かそうだという人と、寒そうだという人がある。壁が一面天井から床までガラスだから、日がさんさんと降り注ぐ反面、放熱もどんどんする。だからどちらも正解。太陽が出ていれば暖かいし、日が暮れると瞬く間に冷える。今の季節は、必要以上に寒さを実感。
そんな本当に寒い冬の夜をともに過ごす、新しい仲間が加わった。それは湯湯婆(ゆたんぽ)。すぐに思い浮かぶのはブリキのものだったり、近頃では樹脂でできたものや電子レンジで温めるものもあるようだけど、これは銅製。銅のお鍋のように、槌で叩いてできている。それもちょっとひいきの made in Germany 。布団の中で凍えないように、いつもお世話になっているお兄さんとお姉さんが贈ってくれた。
昨シーズンから使っている懐炉と同じように、湯たんぽもちょっと手間がかかる。懐炉はベンジンを適当量注入して、発熱を促すために火を当てて、袋に入れる。湯たんぽもお湯を沸かして、湯たんぽに移して、布にくるんで布団に入れる。でもこれが、寒いのをちょっとがまんしてお風呂にお湯を張ると、シャワーでざざっとお湯をかぶるのとは違った、ぬくぬくと至福のひとときが味わえるように、ひと手間かけることで、肩の力を抜いて床につけるという効果が一目瞭然。
ワンシーズン使いつづけたストーブの煙突の煤を掃除したら、驚くばかりに火力がアップした。面倒に思って、ついつい無精してしまうことだけど、効果を得るには、それなりのステップが必要。日頃のことも仕事でも、ちょっとしたひとてまでぐっといいものになる。