なかなかないもの

模様替えをしたり引っ越したりすると、もっているものの多さに驚かされる。よく使うものもあれば何年間もしまいっぱなしのものもあるし、気に入っているものもあれば、なぜ手元においているのかよくわからないものも少なくない。そのたび自分にとって余計なものはできるだけもたないようにしようと反省するものの、そう容易く改善されるものでもないらしい。
気に入ったものを手にしたい。誰もが思っていそうなことだが、感性は十人十色、気の利いたものとはなかなか出会えない。そのひとつがちりとり。
今仕事場で使っているちりとりは、近所で買い求めたもの。必要だったから、ちりとりには申し訳ないがしょうがなく選んでしまった。しかしこれが使ってみるとなかなか悪くない。金属のボディにゴムのベロがついていて、細かいちりまできれいに受け取ってくれる。ちょっと感心した。そうはいっても、愛嬌のなさは相変わらず。
使い勝手と端正なたたずまい。なぜかなかなか納得させてくれないこの関係が、暮らしのちょっとした楽しみになったりする。