ぽんこつじどうしゃ

うちにいる車は、はっきりいってボロい。設計されたのは40年以上も前。うちの車もつくられて14年が経とうとしている。いつもどこかしら不具合があって、安心、楽ちん、快適なんて言葉が似合わない。今はこんなに暑い日がつづいているというのに、ヒーターから温風が出っぱなし。もちろんクーラーはすでにきかなくなってるから、走れば走るほどサウナ状態。それでもこれくらいなら走るだけいいという感じ。慣れって恐ろしい。
比較的よくあるのは電気系統のトラブル。ウインカーがつかないなんて常習で、テールランプやらパネルライトやら、はたまたワイパーやら。今時のドライバー、腕の方向指示なんて気づいてくれないだろうなぁ 大げさのになると、古い車にありがちなオーバーヒート。連休の渋滞に巻き込まれていたら水温が急上昇、道ばたで一夜を明かしたり、奥志賀まで旅行に出かけたら、途中でマフラーが折れて引きずっていたとか、焼き肉を食べてお腹いっぱいで帰ろうとしたら、エンジンがかからないとか。そりゃもう、手を替え品を替え困らせる。そのたびにJ○Fのお世話に。入っててよかった。
しかしなかなか手放せないのは、不便以上にその愛嬌のある姿と走りがいいから。移動や運搬の道具と考えると落第かもしれない。でも乗っていて楽しくて、見られてちょっと嬉しいなんて、十分な魅力。ものを長く使うというのは環境のことを考える上でも基本だし、実は燃費だってそこらのフツーな車に引けを取らない。技術は進んでいるはずなのに、走っていたら火を噴くだとか、プレーキがきかなくなるだとかいうM自動車のこともあるから、そんなこと考えるとずっと安心。
だけど、夏が過ぎたら乗り続けるかどうか、真剣に考えなくてはいけない。ドアに穴があいたり、バッテリーが落ちてしまうのも時間の問題。場合によっては、悲しい選択も。ものにはそれぞれ寿命があって、こだわりも大切、でも新しい出会いがあったらそれはまた、いいのかもしれない。